内視鏡は下垂体腫瘍、脊索腫、頭蓋咽頭腫のみならず様々な脳腫瘍に対して有効な治療法です。愛知、東海地方の中核病院である名古屋大学脳神経外科の内視鏡治療をお知らせします。

LOVA(longstanding overt ventriculomegaly in adult)

LOVA(著明な脳室拡大を伴う長期存続型水頭症)について

水頭症のひとつです。
中脳水道という水の通り道が狭くなり、その上流に水がたまった状態になっています。
大人になってから症状が出現し、幼少期には症状がほとんどありません。
頭痛、ふらつきなどが症状です。
治療は第三脳室底開窓術という内視鏡治療が第一選択です。

 

中脳水道狭窄症が原因で、閉塞性水頭症に分類されます。
胎児期に中脳水道狭窄症がある場合、通常頭囲拡大などで気づかれることが多いですが、症状が少なく経過し成人になってから症状が出現するものがあります。これをLOVA(Longstanding overt ventriculomegaly in adult)といいます。

原因:中脳水道狭窄による。髄液には流れ(側脳室→第三脳室→第四脳室→脳槽)があり、このうち第三脳室と第四脳室の間にある中脳水道という場所がせまくなり髄液の流れが悪くなっていたため側脳室、第三脳室が拡大してしまった状態。幼少期からこの状態であったことが予想されるが、症状が出るのは大人になってからのことが多い。

症状:頭痛、ふらつきなどの症状が目立つことが多いです。

治療法:第三脳室庭開窓術という内視鏡手術で治療可能です。脳室腹腔シャント術でも治療可能ですが、侵襲性はより高くなること、閉塞性水頭症に対するシャント術は合併症が多く、圧の設定が難しいことから最初からシャント手術を選択することはお勧めできません。

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