内視鏡は下垂体腫瘍、脊索腫、頭蓋咽頭腫のみならず様々な脳腫瘍に対して有効な治療法です。愛知、東海地方の中核病院である名古屋大学脳神経外科の内視鏡治療をお知らせします。
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このトピックには0件の返信が含まれ、1人の参加者がいます。3 年、 5 ヶ月前 kantokubanzai さんが最後の更新を行いました。

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    kantokubanzai
    キーマスター

    TSS後の感染症に関わる論文。
    開頭術とそれほど変わらないリスクで感染が起こる。
    上気道からの感染のため抗生剤はG(-)をカバーするようにする。免疫が弱そうならAspergilusもカバーしましょう。

    1450例(うちextend204例)で8例に感染が認められた。
    術後CSFleakはextendedで8.3%、通常では1%程度。
    meningitisはextendedでは1.5%、通常では0.4%であった。(有意差なし)
    平均年齢は46歳、男性3例。全員術中髄液漏を認めている。
    抗生剤は24時間投与されていて、3世代セフェム2例、クラリスロマイシン3例、バンコマイシン3例であった。
    発症は1日から15日までで平均4日。
    起炎菌はグラム陰性菌4例、Streptococcus pneumoniae2例、Aspergillus1例、1例は不明。
    2例で膿瘍形成(視神経障害、外転神経麻痺)したが抗生剤で治癒した。
    6例は軽快したが、1例は死亡、1例はその後肺炎で死亡。

    Review
    67studyがinclude。7027例(うちextendは508例)で2%の症例でmeningitisが認められた(case report含む)。extendedで有意に感染が多かった。
    これまでのreviewでの結果として顕微鏡よりも内視鏡の方が多い、術後髄液漏症例で多いとの報告がある。
    期間はばらばらで2日〜12ヶ月
    予後は報告のある50例中3例(6%)で死亡。

    Discussion&conclusion
    開頭術後では0.8%〜1.5%とされている。鼻という汚いところを通る割には他の手術とそれほど変わらない。
    顕微鏡か内視鏡下は報告数が少ないため何とも言えないが、拡大法はやっぱりリスクである。
    術後髄液漏症例に多いため、再建術は早期に考慮すべきかもしれない。
    起炎菌は上気道からの混入であるためグラム陰性菌をカバーすべき。
    アスペルギルスはステロイド長期投与(喘息などで)症例や免疫不全患者で考慮されるべき。

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